オカモチ(小物収納BOX)の自作

さて、今回の自作は、最近流行りのオカモチです。

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tent-Markから発売されているNature Worksとのコラボ商品「ワーカーズオカモチ」です。



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このギミック的な展開が受けて、なかなか入手しづらい状況になっています。確かにかっこいいですし、欲しいと思う一品ですよね。

もうすでに多くの方が、自作もされていますよね。

というわけで、ノーキャンプな週末にオリジナルオカモチを自作することにしました。


画像引用;tent-Mark DESIGNS http://www.tent-mark.com/


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材料はもちろんこれ!

ダイソーまな板!お値段210円です。
竹の集成材でできたまな板なんですが、3種類の大きさが販売されています。

そのうちの一番大きいサイズのもの。これがなかなか売っていないんです。

ダイソーを見かけるたびに、このまな板を探し、ようやく10枚揃えました。



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ざっと製作イメージです。

丸パクリでは面白みがないので、オリジナルのデザインにしますよ。



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まずは、まな板のカットです。まな板のサイズをフルに生かして作るので、横幅のカットは基本なし。

ただ、100均商品だけあって、サイズがミリ単位で微妙に違うんですね。
このお値段だから仕方ないですよね。もう割り切りです。

カットに使うのは、電動ジグソー。これがあると、作業のスピード、切断面の綺麗さ、そして疲労度がぜんぜん違います。



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今回のデザインのミソである、曲線の切り出しです。

このようなカーブは、普通ののこぎりではうまくカットできないので、糸鋸を使います。



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こんな感じです。



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すべてのパーツの切り出し完了!!

箱を作る際には、板をどう重ねるかよく考えてカットしないと、長さが足りない!なんてことになるので要注意です。



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曲線を棒やすりで整えますよ。

カットは大きめにしておいて、あとで削って調節する方が、失敗がなくていいですね。



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では正面の扉の丁番の取り付けです。

丁番の幅に合わせて、のこぎりで1ミリ程度切り込みを入れます。

この部分をノミか彫刻刀で削って、丁番を取り付けます。



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この削りを平らにしないと、歪みが生じるので一番気を使うところです。



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各パーツの組み立てに使用するのはこのボンドです。

釘や木ねじが目立つと、かっこよくないので、基本このボンドで接着します。

このボンドはエポキシ系の接着剤で、2種類のボンドを混ぜ合わせると、化学反応で硬化し、しっかり接着してくれます。
気の短い私は、5分タイプですが、30分で硬化するタイプもあります。
でも5分だとすぐ接着できるのはいいのですが、作業しているそばから固まってしまいます。



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裏面などの見えない部分は、ボンドと合わせて、真鍮製の釘を使用します。


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すぐ固まるのですが、一応完全に固まるまで待ちます。



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後ろの部分の展開する部分も同様に、丁番を取り付けます。



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取り付け後、多少の歪みや出っ張りを棒やすりで削って調整します。



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これで箱自体は完成です。O(≧∇≦)O イエイ!!

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次に、中の仕切り板です。

これで使い勝手が決まってしまうので、一番悩みました。

2枚の板を組み合わせて接着しているのみで、自由度を高めるために、本体とは接着していません。

仕切りの上に、2段目の箱を置けるようにしています。



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2段目の箱も端材で作りました。

この2段目の箱は、正面の展開部分と上部の展開部分にすっぽりと納まるサイズにしています。



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紙やすりで表面を整えます。

仕上げは#400で滑らかに。もちろん面取りもします。



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焼印をつけますよ。

このロゴは旧ロゴなんすが、新ロゴの焼印はまだ作っていないので。。。



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焼印もサイズが大きくなると、温度にムラができてうまく焼き付けるのが難しいのです。

やり直しがきかないので、緊張します。



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どうしてもムラができてしまいます。

まあ、許容範囲でしょう。


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最後に蜜蝋で保護&艶出しをします。

尾形製作所の木工用みつろうクリームがおすすめです。



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程よいしっとりとした艶で柔らかな感じに仕上がります。



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では、大きな画像でご紹介します。

少々、お見苦しい箇所がありますが、スルーしてくださいね。


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正面の扉を開くと、1段目と2段目上の棚が出てきます。

この状態で使用するのもいいですね。



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上部の扉を開くと4段目の棚が出てきます。



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2段目上の棚BOXは物を載せたまま動かすことを想定しています。



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一段目の棚にすっぽりと納まるんです。



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もちろん、4段目の棚にも納まります。



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3段目の棚の上にも置くことができます。



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中の仕切りです。この配分が苦労しました。

DUO用のクッキングセットや1.5リットルのペットボトルがちょうど納まるサイズにしました。

段を付けたのは、2段目上の棚BOXがスポッと納まるようにするためです。



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側面には少し隙間ができてしまいましたが、許容範囲です。

でも中に甘いものとか入っていると、アリちゃんが侵入しそうです。(>▽<;;

竹の木目の方向を揃えなかったのが失敗ですね。



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裏面です。ここも少し隙間があります。



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2段目の棚BOXは、最後に端材で作ったので、少々雑な作りですな。



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4段目の棚。ちょっとゆがんでしまいましたが、問題なし!



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これが想定した最終形です。

いかがでしょうか!

材料費は、
ダイソーまな板 大 10枚
ダイソーまな板 中 2枚
丁番 家にあったもの
ハイスーパー5 
で〆て3000円程度ですね。
キッチンまわりの小物、調味料を収納したいと思います。フィールドデビューが楽しみです。